新入社員との仕事

今年、社会人になって2人目の新入社員教育担当になった。
とは言っても自分も新しい部署に来てようやく3年目に入ろうという段階なので、新しい部署での仕事についてはあまり慣れていないのが本音。
ただ社会人になってもう20年目を超えているので、当然のことながら仕事の経験は長い。
研修期間も終わり、先週の7月5日から新入社員と一緒に仕事をするようになった。
社会人としての教育はすでに研修期間に学んでいるはずなので、初日はさっそく部署の仕事の範囲や役割、業界の話、そして自社の製品説明等が中心。1日目の新入社員はかなり緊張した様子だった。
そして2日目には早速、現場見学も経験させた。さらには自分が参加するすべてのオンラインミーティングに参加させ、メモを取らせて要約してもらった。
3日目も次から次へとオンラインミーティングや出張等が重なり、宿泊ありの出張時には夜、お酒を飲みかわし、とにかく緊張せずに慣れてもらうにした。
そしてあっという間に2週間が終わった。
メモ魔の新入社員

新入社員と2週間接していて感じたことがある。
新入社員の誠実さと努力を示す姿勢である。
彼、どんな場所にいても常に自分の近くにいて、大事な話を話していると感じると、すかさずノートを取り出し、立ちながらでもメモをとる。
現場でも胸ポケットに入る小さいメモ帳を携帯しており、客先や協力会社と交わす打合せ事項をきっちりメモをとる。
そして共有すべき重要な情報はパソコンできっちり文書でまとめてくれる。
しかもその取り組みはブレがなく、一貫していて処理スピードも早い。
記録の残し方と要約方法
正直、自分もメモ魔であることを自負しているのだが、いかんせん、字が汚い。また重要な話を聞いている時にメモを残そうとペンを握り手を動かすと、聞いている情報に対する理解が疎かになり、メモしている情報そのものが、後で見て何を言いたいのかわからなくなったりするという問題があった。
つまり自分はメモ魔であることを自負しているものの、後でみてそのメモがまとまりのない情報であるため、後から見て、どんな情報をメモしたのか、なぜこの情報をメモしたのか、がわからなくなったりすることが多いのだ。
そうするとメモすること自体がおっくうになり、有用な情報をきっちり情報として残すこともできなくなってくる。
さらには新入社員がきっちりメモをとってくれるので、これまで自分自身がメモしていた習慣を疎かにしてしまう可能性もあると感じられた。
自分の場合、確かにノートを取っても何を書いているか後で見てもわからないので、自分としてはデジタルノート、つまりスマートフォンやパソコンをうまく活用して、メモを取るようにしている。
ツールとしては「google keep」を使用している。
このツール、とにかく一旦、メモ帳などに入れた情報、あるいはメール等で得た知見、知識を簡単にメモとして記録できる。
スマホからでもパソコンからでも入力でき、同期もできるので、後でどの端末を使ってもメモ内容を確認することができる。
ただし、疎かにしていけないのは、メモが取れるよう、常にノートやメモ帳を持参していることだ。
究極のメモ魔になるために
新入社員から学んだ教訓は以下のとおりです。
- ノートは常に携帯する。
- 現場で持ち歩きながらメモが取れるようクリップバインダーを常にカバンに入れておく。
- ポケットサイズのメモ帳も有効
- とにかく恥ずかしがらず、新入社員に負けじとメモを取る努力を怠らない。
- 全てをメモするのではなく、要点のみメモするよう注意する。
- 一旦メモしたノートはgoogle keepなどのデジタルノートにまとめ直し、再利用可能な状態にする。
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